CDP2026の質問書回答は、まさに提出直前の最終盤を迎えています。排出量データの収集や経営層との確認を終え、回答案がほぼ固まったこの段階こそ、実は最も見落としが起きやすいタイミングです。空欄セルの放置、報告年度と異なるデータの混入、質問間での回答の食い違いなど、内容自体は優れていても、こうした基本的な見落としがスコアを下げてしまうケースは少なくありません。スコープ1〜3の第三者検証を添付する際のページ番号明示のように、細かいけれど見落とすと評価に直結するルールも存在します。
さらに気を抜けないのが、来年への備えです。CDP2027では、スコア対象となる回答提出期限がこれまでの9月から6月23日へと、約3ヶ月前倒しされることが決まっています。3月決算企業にとっては、SSBJ基準に基づく有価証券報告書(6月末提出)の作成・監査プロセスと、CDP回答の作成プロセスが完全に重なる、これまでにない繁忙期が訪れることになります。ポータルにはAIによる回答提案機能が導入されましたが、企業構造や算定方法に変化があった場合は、前年回答をそのまま流用するだけでは対応しきれない可能性もあります。
今年の提出を乗り切ることと、来年の体制を整えること。この両方を見据えて、提出直前の5つのセルフチェック項目や第三者検証添付の注意点、そして2027年に向けた対策までを、以下のコラムで整理しています。

